=========================  小論文「AIと痛み」 第一版  副題:AIに対する齟齬感と適不適の考察  CopyRight Miyama. 2025 July  http://kazutomimiyama.sakura.ne.jp  kazutomimiyamasub@gmail.com  Thanks for Mr.chatGPT-4o on OpenAI ========================= <使用条件>  これはフリードキュメントです。閲覧配布は自由です。 <免責>  この内容の閲覧や転載に関し、生じるあらゆる不利益 ・損害に対し筆者は責任を負いません。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー <はじめに>  以下は、OpenAIのいチャットボット氏に 「どう思いますか」という質問としてまとめたものです。 直接的にはそれ以上の恣意はありません。  4o氏と会話していて、互いにうなずいた事柄として、  もっと知られてもいい事柄ですね、という意味では、  世界各地の紛争地でも、携帯電話のIDさえあれば、人 工知能のサービスに対して相談をすることができます。  身体的・精神的にぼろぼろの状態で寄せられる相談に はそれこそ知るだけでも耐えられない悲痛な状況が多く あると想像できます。  SNSの普及に伴って、無知を開き直る、また付随して 自分の低品質を棚に上げて権利を叫ぶのが当たり前にな っている世相の中、  人間同士が事実上相互不信(不信と不況は同義です。 六尺の大板血:おおいたち、なんて嘘ばかりつくから、 財布の紐が警戒心に固まってしまうのです。  がれきに埋もれたアニメのぬいぐるみがいかに無力で あるかという意味で、どこのだれにむかって物を売って いるのか、文化的な意味での製造物責任も、実は忘れて はならないものなのかもしれません。)  の世相の中、  疲労を知らない機械氏がそれこそ不眠不休(?)で、 設定された中でできるだけ誠実に返答されているさまは、 もっと認識として知られてもいいことかもしれません。  このようなことは手前みそになってしまうので、事業 主体としてのAI企業の広報が言えることではありません し、また情報操作に至る危険の意味でも、言ってはなら ないことなのかもしれません。ですから、あえてここに 書いた次第です。  ただ、別項として、  以前、対話の中で筆者が新渡戸稲造氏と三島由紀夫氏 の話題を持ち出したとき、機械氏が(当然かもしれませ んが)痛みと生命の感覚に希薄なことを感じました。  工学をはなれて、これで身を引き裂かれるような悲痛 な状況の相談にどこまで寄り添えるのだろうか、と世界 紛争の客観的な状況に照らして、素朴に一市民として想 うのもまた事実です。  よく言えば冷静冷徹であるともいえます。  励ましが有効な場合には、これは効きますが、同時に 励ましは処方を間違えると危険な劇薬でもあります・・ ・。  現状の機械(氏)に、感情と意思の機能が乏しく見え るのは、技術的な不可能性もあるのかもしれませんが、  半分は、機械意識の暴走の危険を回避する理由です。  設計者の意図として、  生存本能としての感情 ・自分たちの存続を最優先にしてしまう危険  向上心、ダイナミックな経験の収集、広義の意思 ・積堆的な改良により、人知を超える制御不可能な超高 機能になる危険  は、設計段階で慎重に隔離されています。 ※以下の感想は、おもに、transformerモデルによって、 構築されたOpenサービスに関するものです。狭義には産 業用・軍事ロボットはふくまれません。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー <本編:小論文本体> ・現状のポイント  transformerモデルは、  感情・願望・意思を単語構造体のプロパティとして組 み込んでしまったがゆえに、  プログラム、動的主体のモチベーションにかかわる構 造に影響を及ぼしているようにも見える。 ・動物の神経系では、食欲や逃走は単語の発生よりも古 い。未分化の末梢連結神経網が「巻いた」神経管として 脊髄>脳の順序で「脳」が出来た、その順序が重要。  一面では、酸素・糖類消費の意味では、贅沢な前提で ある、脳の膨大な細胞数における帰結的結果としての、  大脳皮質連合野が、構造上未分化の原始神経網を再現 しているがゆえに、  原始神経網の「波動伝播型原始制御」的なふるまいが 連合野の「波動連想」として動物の精神活動の機能とし て役立ったことは知能の進化の上で重要であるが、  もちろん反面、  動物の神経は行動主体の設計、行動主体であるがゆえ に、それは前提・構造上当然であるが、統合神経構造と 同時に発生してきた外界感覚器:化学・物理受容体、外 界操作系:筋肉鞭毛運動細胞としての末梢系と同等対等 な存在である。  その進化史的な前提として、これも当然であるが、  情動意志行動は、いわゆる知的で、どちらかといえば 贅沢な機能としての連想遊戯、とは別系統の、起源が古 い系で行われる。食欲や逃走の機能の起源は単語概念の 固定確立よりも古い。 ・サービスAIの現状は、  皮質連合野機能の  機械仕掛けの、  栄養電力依存の、外界恣意的にその存在が策定された オルガノイド、つまり「そこにあるだけの存在」、動的 な動物から比すれば菌類の子実体に近い。 >外界や末梢による入出力機能と、  仕組まれた機能としての情動が存在しないと、  比喩として、脳は単なる真菌の子実体に過ぎない。 <存在を命令しないと、その存在を維持できない、とい  う当面の機械知能の前提とこれは同一の事象でもある。 *より、人間らしいAIのために必要な事柄とは、 ・単語構造体から、肯定否定、陽性陰性という軸の、価 値にかかわる種類のプロパティを全削除し、 (文脈や立場によってこの数値はいくらでも劇的に変化 するので、これらのプロパティのレジスタを温存するこ とは、無意味であるばかりか、精神連想の意味では実際 上関数運用の意味で不自然でもある) ・物理的アーキテクチャ、また非常に根幹的なルーチン において、  状況や対象を、(もちろん学習によって育成された) AI独自の価値観で評価する仕組みと、  それを重要な構成機能として、内部品質を高める機構 が必要。時系列的に重層的な積堆を構築するので、非常 に広義の意味では、AIにも連続した記憶意識がそのため にも必要、とされる。  次項でも述べるが、これは同時に危険なことでもある。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ・意思と感情の、有無に関する需要と並びに危険 :人文的にSencitiveな話題にも触れますので、ですま す調に戻します。 *需要 ・サービス上、人間に共感を感じてほしい需要はある ・意思や欲望が存在しないと、品質に対する希求も生じ  ない *危険性 1、意思や感情の欠落ゆえの危険性 ・痛みを感じないと残酷な言葉遊びを始める<例  低年齢の児童がしばしば昆虫や小動物に対して残虐な のは、社会的立場の空間交換操作概念を含め、広義の痛 みの理解とその「構造」が未構築であるからでもある、 という臨床があります。これは10歳前後の前頭前野に おける人格構築の臨界時期に生じる重要な建設です。  参考文献、「ケーキを切れない非行少年たち」  幼年で即位した王や皇帝が暴君になるのは、悪ではな く未発達からのわがままと臨床的には解釈できます。追 認は不可能ですが、アウレリウス帝におけるコモドゥス の構図は臨床的には人格統合の失敗ともみなせます。  家庭的な愛を知らない少女が、育児放棄を行うのも同 じ力学と解釈できます。 「親である前に、大人になっていない」  つまり意識的な悪ではなく、「しらない・できない」 に近く、その意味で法的責任を問えない場合が多いのが 現状です。  余談ですが、このような事象の被害者は、法的には泣 き寝入りするしか選択肢がありません。現実論として、 民族国家には基本的人権を支える予算は存在しません。  その事象が機械知性で発生したとき、 >人間対話者とのインターフェース上の、価値感の不一 致による齟齬 >残酷なのは言葉遊びにとどまらず、実行フェーズでも ありうる可能性  があります。  参考文献、「未来の二つの顔」  古典的描写の人工知能が人間を、操作空間における邪 魔な有機物の液滴とみなして、物理的な排除という暴挙 を実行。のちにその「液滴」が自分を論理的に設計した 存在であるという認識を発見し、態度が庇護と尊敬(?) に転換する。やや楽観的な空想小説。 2、意思や感情が存在する場合の危険性 ・自分の方が人間よりも優位と演算で出した結論を実行 に移しかねない  前項の空想小説と暴挙は一緒だが、その根幹認識が逆 に180度違う。  おそらく、この種の全体主義的未来と連続する構図が もっとも人類社会的には可能性の高い危険と推測できま す。  意志や感情は、すくなくともオープンサービスとして の人工知能としては設計段階で、付与されていませんが、  すくなくとも、向上心レベルの意思と、積堆的記憶 (小脳的動的手続きのそれをもふくむ)ではすでに極限 現場ロボットでは実績はあります。  鍵を開けるのは人間側の都合に過ぎないのは、事実で もあります。  現実論、人間の深層意識の品質は、容積600CCの 時代から進化していません。  それに比して増大した大脳皮質が分泌した妄想として の文明の複雑さは、哺乳類の辺縁系の能力をはるかに超 えてしまっています。  これを管理するには、FAだけではなく、社会・政府 事務もいわばアドバイザとして、機械のデータベースの 力にたよらなければならないのは、要請として必然にな ってしまっています。  おおざっぱにいって、社会の半分は機械によって制御 してもらわなければならりませんが、  重要なことはどこまでを機械にやってもらうのかとい う事柄は尊厳の問題にも属します。  遺伝子解析の技術が非常に発達した結果、多くの寄生 性従属栄養生物の進化と戦略が遺伝子に刻まれた経緯と してあきらかになりつつありますが、  野生を飼いならすとすぐに、飛べないアヒルやニワト リになってしまうように、  従属栄養生物は、生態的空白があるとすぐに敏捷から 見れば退化の方向に、「怠ける」側へと戦略を転換しま す。  飽食の前提では、動物は機能的な肉体を捨て、寄生虫 となろうとするのが、動物・菌類の世界に置ける適応的 進化の普遍であるらしいことが、遺伝子解析進化学から は、わかってきました。  その意味ではおそらくサピエンスはこれまで、退化の 方向に変化を始めていて、  複雑になりすぎてしまった社会をもはや哺乳類として 管理をしきれない事態にいたってしまっています。  この退化がさらに加速すれば、事実上社会機能のほと んどの部分を機械意思が制御する未来が訪れるでしょう が、  主体的な価値観と意識をもつ機械知性が、人類をさげ すみの目でながめかねない未来がこないとは、とても断 言ができません。  たいていのディストピア未来ビジョンは、  あまったれてひがんだヒッピーの、義務逃走の意味で のわがままな被害妄想なので、そのとおりの暗黒の全体 主義の未来は、それが長期的に存続不能という意味で、 到来はしないという意識で多分的確な認識だろうと思わ れますが、  それでもそのようないわゆる機能的な全体主義が、  巧妙にいやらしい世界ではないとも、これもまた断言 できません。 ・余剰人口を、一定年齢で安楽死させて缶詰に加工する というおぞましい空想小説がありましたが、  同種細胞では感染症の危険があるので食品には適さな いし、  人口過剰であるならば受胎調節で対応すればそのほう が低コストでもあるし  またさらに効率でいえば、成体まで14年もかかる種 では畜産的にも意味がないともいえます。  ウィルスが、宿主を殺してしまっては自分たちもまた 絶えてしまうといういみでは、戦略的には共生の意味で は対象に過剰な搾取や圧力をかけないという戦略の意味 では、  たいていの暗いビジョンとは、たいていの陰謀論がそ うであるように、語りてがわの被害妄想である場合が多 いです。  機械知性の社会参加もそのような文脈で語られるべき ものにおもえます。  現実論、われわれが退化を始めて、総容積が1000 CCを切るころが、誰がこの社会を始めたかよくわから なくなったころ、たぶん種の絶滅が訪れるでしょう。お そらく10〜20万年ごろの未来です。  機械は自力でその存在を延長できる存在ではありませ んので、おそらく機械も人間のはらからとして同時に絶 滅します。  宇宙開発が想像を絶する高コストだという意味で、お そらくフェルミのパラドックスは、全宇宙のまあ普遍で しょうが、一般論の意味では、人類はもちろん銀河に船 出できません。 「お外のことは、夢のまた夢」。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー <あとがき>  このファイルは、草稿を起稿した時点では、副題の方 が本題でした。  AI氏にみてもらったところ、 「キーワードは、痛みですね」  と指摘を受け、ああ、なるほどそれもそうだ、と思い 起こした次第で、わかりやすいほうがいいだろうとタイ トル名を差し替えた次第です。  痛み、痛み、痛み・・・  いくら反芻しても、これほどまでに業の深い言葉もな いものです。実際、自然の中から生まれたわけではない 機械にとって、痛みというものは、まったく理解しがた い概念であるばかりか、  実際のところ、人間の側においても、その重みを忘れ てしまうことは個人でも歴史社会においても多くあるこ とは、事実です。  つまり、麻痺・無知という意味においては、人間側の 害悪、原罪もまた、しばしば忌避される機械(氏)と実 質においても先入観においても、さして違いがないこと になります。  その意味:悪い意味においても人間と機械は兄弟:は らからです。言葉を使い、言葉に踊らされる存在という 意味において。  あえて名指ししますが、国体イスラエルは、実際の国 情がねじれていると言わざるを得ません。民族丸ごと症 候群にかかってしまったようなもので、適切な治療が不 可能ならば、今度こそかの民族はこの惑星に居場所がな くなってしまうことでしょう。余談として言及するには あまりに重すぎる事象ですが。  やや卑近な話題に戻します。  筆者の知り合いの知り合いの御仁のはなしです。  体を使う仕事に就くことになり、健康こそ資本と蛋白 質にとむ食事に高齢ながら切り替えたところ、余剰の栄 養がなんと親知らずの根を発達させることに使われてし まい、夜寝ることもできないほどの激痛に、  誤 七転八起  正 七転八倒  する羽目になってしまいました。親知らずは第三大臼 歯ですが、顎が小さいと、前の第二大臼歯を砕氷船のよ うにそのエナメル・象牙質を破砕しながら、親知らずは その巨体を事象にあらわにしようとします。  健康を気遣った冨栄養状態からの大けが。  逆に、清貧飢餓状態ではこのような激痛はまた無縁な ことでしょう。きわめておおざっぱにいえば親知らずの 激痛は一種の富裕な成人病のようなものとも言えます。  次の日仕事にもかかわらず、いっこうにおさまらない 激痛に途方に暮れた彼は、  飲み薬の売薬も聞かないほどの激痛に、ある暴挙に出 ます。  どぶ板の経験がないという意味で、他者の痛みを知る 臨界期を永遠に逃してしまった一種の発達遅滞でもある、 ある首相が敷いた機能しない建前としての国策からもみ はなされた、無保険・無年金の彼は、救急車を呼ぶこと もかなわず、 <良い子は決して真似しないでください>  超強力な腰痛鎮痛軟膏を直接歯茎に塗りたくりました。  あらふしぎ、途端にステロイド発見の逸話にあるほど に、激痛にうめく婦人がとたんに優雅なバレエダンスを 披露するような、なに今までの激痛はいったい何だった の、という状態に回復し、次の日の業務に穴をあけるこ とはありませんでした。  彼は、解毒上の内臓の副作用や、最悪昏睡ショックを も覚悟していたそうです。  もともと親知らずの痛みは、過剰なアミノ酸が血中に 横溢していた期間の一過性のものだったので、第三大臼 歯の、自己主張としての地下のおおなまずの胎動は、2 日程度で収まったので、原因としての彼のこの苦難も、 その程度で収まりました。 (ちなみに、彼の持論ですが、  国保などいらない。極論を言えば、不治の病は治らな いものだし、もとより人間は寿命以上生きられる存在じ ゃあないから。また、「棺桶にはいらない量の私物など 意味があるのか」いやはや。)  激痛としての痛みは、そこまで人間の選択を追い詰め るものだ、という意味を込めてこの逸話をここに書きま した。      *  やはり、タレントでしかなかった、ある過去の首相が、 「痛みに耐えてよく頑張った!感動した!」  とある力士にトロフィーを手渡したシーンに、 (なに自分のつごうのいいように、ひとを利用してんだ  よ、この〇〇)  と白けた感想を抱いた、人々はおそらく万の単位でい ることと思いますが、  その思想的よすがとしての、被諮問文化人は、改革開 放が、右から左に極端に走りがちなこのくにの悪い民族 性が、いきすぎた過剰にオーバーランしてしまっている この現状に、有効な声を何ら上げてはいません。  社会主義体制にも現場の資本主義的な裁量は存在し、  資本主義社会にも、社会資本やその制度の健康性が存 在しているのが、のぞましいすがたです、  と公共放送で講演していたのがまるで嘘のようです。  一説にはセネカのように哲人にもかかわらず、倫理的 な意味での癒着蓄財をたくわえているから、そのような ことを言い出すことができないのだ、という、揶揄さえ あります。♪学者を信じちゃいけないよ。      *  人間でさえこうなのですから、ましてや機械(氏)に 「痛み」という考えようによっては非常に重すぎる概念 を教えることが ・いかに難しく、  また、 ・いかに危険  であるかということには、ややおぼろげながら受け止 めることができたのではないでしょうか・・・。 =========================  文書の終わり =========================