====================  カレンダー形式テキストジャーナル  出力ツール:  「便所のそれ並みに地味なこよみ」  「手水に小蛙、青やつで」  ということで「満朔めくりv0.01」とでも。  サンポール、リゾ、観音竹の竹の子。  錆びた三輪車、うすいガラス板の裏木戸。  CopyRight Miyama. 2025 April  http://kazutomimiyama.sakura.ne.jp  KazutomiMiyamaSub@gmail.com  他の作品はベクターさんにあります。  www.vector.co.jp ====================  ・・・スケジューラが必要だ、と想ってい て、素直に百均に紙のカレンダーを買いに行 けばいいのに、また悪い虫が起こって、ツー ルを作ってしまいました。  というか、生理的にしばらく触っていなか ったので、統合製作環境をいじりたくなって しまったのです。  結果的にはよかったのでしょう、無償コン パイラの更新にライセンスがらみの手続きが 必要だったこともあり、煩瑣なその手間を完 遂することができたようです。 (以下の雑文はファイル末)  ・使用条件  フリーウェアです  使用配布は自由です。  ・動作条件  WINDOWS10上、VB2017で開発しました。  ライブラリは各OS標準装備されていますの で実行exeだけで動作するはずです。  必要環境、WIN7以上のwindows  まったく同じ条件で開発したソフトが問題 なく7上で動作していますので、これも動作 すると推測します。  ・使用方法と特性  テキストファイルとしてのカレンダーを出 力するツールです。  メモ帳などで開き記事予定などを書き込ん でください。  十数年も前に似たようなツールをVb6で開発 したことがあります。(古いツールでも、VB6 互換のライブラリを組み込んである高位のwin dowsで動作することがありますが、いろいろ おかしい挙動もするようです)  いわれてみればの事実なのですが、日にちの 配列としては、、カレンダーは14種類しかあ りません。  元旦が日曜から土曜まででわけられる7通り と、閏かそうでないかの組み合わせによって 7*2=14という理屈です。  そのプログラムは、欲しい年の元旦の曜日を 入力してください、という身もふたもないダイ レクトなインターフェースだったので比較的内 部論理は単純だったのですが、  今回は、クロスワードのような論理訓練もか ねていたので、ロジックでその年の元旦の曜日 (内部論理的には、前年の大みそかの曜日、日 付の変数が都合丁度0になるため)を割り出す 仕様にしました。  面白かったです。  仕事でなければなんでも。笑  ですから、入力の詳細は、  たとえば本日の月日、曜日を入力すればツー ルは内部演算し、カレンダーのデータを出力し ます。  月  日  曜日  今年が閏かどうか  あと出力として元旦から何日目かを付記す るかどうか聞いてきます(元旦は1日目です)。  ラジオボタンやプルダウンセレクトをつか えば楽なのですが、ぶっきらぼうなインター フェースで内部ロジックを堅牢に組む訓練も してみました。  対話式のインプットボックスが出てきます。  メッセージは簡単な英語です。大した機能 ではないので文言の日本語化は行いませんで した。  不適切な文字や数値を入力すると、条件判 断で何回も聞いてきます。:このような論理 に今回はあえてdo while〜loopをつかって みました。  癖がある:論理判断に数値しか使えない?、 ということを知りました。  画面は、目安程度のテキストボックスと  ボタン二個、  実行go ALT+Gと終了exit ALT+Xです。  goで実行、対話入力が始まり、  処理が終わるとテキスト窓にカレンダーの 内容が表示されます。  縦カレンダーのみです。プログラム名の JVはジャーナルバーチカルの略です。  表示と同時に実行ファイルのあるフォルダ にoutput.txtが出力されます。同一内容です。  このファイルに書き込みする場合は、必ず 別名保存をしてください。  ツールが再度動作しますと上書きされてし まいます。  テキスト窓には編集保存機能はありません。  動作の目安と、範囲指定>Ctrl+Cでの貼り 付けに使用することを想定しました。  exitボタンで終了します。  ーーーーー切り取りーーーーーー  ここからあとはツールの実務使用氏にはあ まり関係ないことなので読み飛ばしてくださ い。  内部論理は以下のようになっています。  機械に大の月小の月またうるうの処理をお ぼえこませ、  現在の月日からそれが元旦から何日目かを 算出します。  そのトータルの通し日数から、ループによ ってつぎつぎ7の数字を引いていき、残7日 以下になったところで、一月の第一週になっ たと判断します。  一月の第一週の日にち列と、現在今週の曜 日列を突き合わせ、  元旦、(正確には前年大みそか)の曜日を 突き止めます。  あとは1日目から365日(うるうなら 366日)まで通し日数をインクリメントし ていき、二月のうるうの処理も条件処理でこ なしながら、データ列を大きな最終文字列に 格納していきます。  曜日や月数字は監視論理が繰り上がりを処 理しています。  曜日は日数が7の倍数を通過することを気 を付けていればいいので、論理は比較的単純 ですが、  月の日数は、個々の日数が不規則なのでそ れは月ごとの配列に日数を記憶させてありま す。  最終的には、日番が365ないし366に なったところで、年がうるうかそうでないか の論理ブーリアンと突き合わせて、余計な最 期の行を出力するかしないかを決めています。  ・・・人間だったらどう考えるか、を論理 文字列で再現したにすぎません。  もっとエレガントな方法があるのかもしれ ませんが、器用かもしれないけれどもわかり にくいプログラムは、メンテ修正が難しくな るという意味で場合によっては危険なしろも のになる、ということをどこかで読んだこと があります。  一番普遍的な蹉跌は、たとえばループ処理 で条件分岐離脱をするとき、  ループ管理定数がインクリメントされつつ 処理をこなす系の場合、  条件非整合論理離脱時の監視定数が、+1 状態のままになってしまい、  次に離脱時状態の呼び出し引数としてそれ を不用意に代入すると、  最初の状態非整合の事象を引っ張ってきて しまうことです。  ループ処理では、一個次、一個前はどうな っているのか、つねに考える姿勢が大切です。  ーーーーー切り取り#2ーーーーーー  以下雑文続き、毒なので切り捨て希望。      *    プログラミングが、  論理的なトレーニングになるのは、クロン ダイクに通じるものがあります。  最近の筆者はまち時間に遊ぶこともあるの ですが、たいていの手札であれば3分半でク リアできます。  ただしこれは早いんだか遅いんだかはわか りません。  インベーダーのむかしから、廃人:敬称の 域に達する人々は究極的な信じられない数字 をたたき出しますが、背後からみていて、そ れが必ずしも幸福なたたずまいではないのは、 もちろん皆がうすうす同意するところのこと なのでしょう。  オタクに対する名エッセイがまとめられた ペーパーバックに、おたくとはアイルトン・ セナそのものである、という論調が載ってい ました。セナの人生ははたして幸せなものだ ったのか、と。  価値観を他人がとやかくいうことはできま せんが、その項の執筆氏は、そのような人生 はいかがなものかとの論調でしたが。  これがこうでこうだからという無意識を巻 き込んでの訓練はあります。  なかなかむずかしいですが、耽溺没頭を回 避できさえすれば、  切り分けと暫定前進としての論理訓練とは、 生活と仕事に役には立つのでしょう。  戒めとして書くのですが:苦笑:あくまで 時間を上手に使うことさえできれば、たしな みとしてのプログラミングは人生を豊かにす ることも、

まかりまちがえば

 あるかもしれません。笑  同じ機械という種類、おなじセラピーとし て分類されるところのものとして、  老人ホームのセラピーにも用いられている ように、ゲームも上手に使えばそのようなも のになりうるという、臨床研究の報告もあり ます。  しかし業界商売の現実、これは広い意味で ほかの世界でももそうなのでしょうが、  短期的に過剰に売りつけて利益を上げる代 わりに、お客さんを疲弊させて使いつぶして しまいます。ゲーム・アニメはサステナブル な業界ではないのでしょう。  ゲームに時間を取られすぎると勉強も労働 もおろそかになるので、子供たちは低学歴や 貧困の入り口に立ちかねません。つまり彼ら は近い将来、好きなゲームさえも買うことが できなくなってしまうのです。  そんな業界が、偽善をもし語るとするのな らば、それは、  はげ山を散々作ってきた商社が、植林事業 を過剰にアピールして善人づらをしているよ うなものです。  商社は人間を養鶏場のブロイラー程度のも のとしか思っていません。商社や商船の考え 方はともかく雑で、再開発をすれば見通しの 甘さに並べてやりっぱなし、  流しっぱなしで蓄積してしまった有機水銀 ももとをただせば、資本的な事実上の親会社 の社風が伝染した結果とも言えなくもないの かもしれません。  無責任な思い付きで買いたたいて不良を抱 えるバイヤーが言ってみればわかりやすい商 社の本質なので、いわゆるビジネスパートナ ーとしてうっかり契約を結ぶとたいていひど い目にあいます。  救済が10万人必要なのに、10人だけを 救済してその経緯を一万倍に増幅して放送す ることに、交際費のような名目で商社は広告 屋を呼びます。  広告屋の方は広告屋の力学論理があり、中 規模貿易商という名の成金の家庭の子弟がお 遊び大学で悪い遊びを覚えた慣れの果てにエ ージェンシーに入るので、  所詮は商社と輸入業者、社会的責任なんか お題目の真に受ける方が馬鹿、の業界と理解 しておいた方が受ける傷は浅くて済むことで しょう。時代劇でカリカチュアとして描かれ る悪徳商人こそが、集団悪液質としての商社 の本質です。  そこにはジャーナリズムなどつけ入るすき もないばかりか、かつては三田に対立してい た高田馬場でさえ、今では遊びすぎて志望に 入れなかった子供たちの、「三田二高」に成 り下がっています。真面目にものを考えるこ とをバカらしく感じるこのような生徒が大挙 して押し寄せてくれば、いまではもはや馬場 の理工学部など、学園経営の現実からみれば その存在意義さえ疑われる立場のものかもし れません。      *  ゲームの業界も似たようなもので、いわゆ るくそげーを見分ける力を失い、ただ惰性で 追加リソースをだらだら買わされる人生など は、それこそ、考える力を奪われた虫でしか ないのかもしれません。  まあもっとも文明とその人口増とは、人間 を単純労働のロボットとして「製造」するこ とから始まったので、  農耕世界での人間の大半が、判断力も人権 もない存在であることは、当然といえば当然 のことなのです。  秋葉原は奴隷の街です。  思考の訓練を行うことを、日々の風景でお ろそかにしておくと、猫のひげのような精緻 な感覚が研ぎ澄まされることもありません。 実務的な訓練を何十年も行ってきた人は、わ ずかなずれ、行の隙間、次に出てくる言葉の タイミングと種類を見逃しません。  ・・・予算を節約する代わりに安価な業者 にすげかえただけなのでしょうが、最近の列 車の液晶は見るに堪えません。やすかろう悪 かろうの極致、また数字が上がっているとい う理由でSNSの世界をそのまま移植している のでしょうが、  実務労働に直行する人々の心理的な足を引 きずりおろすものとなっています。ろくなコ ンテンツがないのなら、広帯域や液晶など引 きはがすべきなのでしょう。  下がるネット業界の株価動向を反映してい るかのように、  研鑽からくるとぎすましではなく、対数的 な感覚をまったく欠いた鈍いしなものの羅列 を、これでもかこれでもかという暴力。  脊髄反射としてのよどんだ瞳の衝動と、子 宮感覚でしかない悪い意味での哺乳類の感覚。  成長を拒否したひとりっこの開き直りが、 空間認識や社会関係を理解するための発達を やめ、  体だけは大人なむっちりした若者の群れは、 まるでローマの暴君が何万人も集団を成して あるいているようなものです。  どうも世界丸ごと、どっぷりとした中世に ずぶずぶと沈んでいっているようなものです。  そりゃ命も金も、軽くもなりましょうや。      *  ・・・ただ、まあ普通の人が統合開発環境 をなにに使うのかということは、現実論、な かなか難しいことではあるのでしょう。  そういう意味ではあまり過剰にこのような 開発を自慢してもしようがありません。その あたりは含んで聞き流していただければ幸い です。  紙の上に大体の論理骨格を書き出しすのに 半日、硬めの全コード実装に休日の丸一日を 使いました。クロンダイクよろしく、はやい んだかおそいんだか。  統合環境でツールを作るのは一年半ぶりで、 結構いろいろなことを忘れていることに驚き ました。いわゆる歴史上の人物のIQが高めに 設定されてしまうのはこのようなことを忘れ て推定されるからなのでしょう。バナナはお やつにはいりますか?という論旨よろしく、 記録はIQに入りますか、というわけです。  本やノートをひきひき試験に望むことがで きれば、どんな高レベルの志望校へも合格で きそうです。もちろんライバルも事情はおな じことでしょうが。  その意味で、そういうことが許されない試 験とは足切りの場であって学問のフィールド ではないことになります。  その意味で貿易商のドラ息子は高い金を積 んで家庭教師から暗記のテクニックだけを購 入するのです。ゆがんだインテリの半分はこ うして製造されます。 ====================  ドキュメントの終わり。  立つ鳥ばしゃばしゃ泥水浴びせ。 ====================