=========================  AIにあなたは何者だと聞いてみた 1版  CopyRight Miyama. 2025 June  Thanks GPT4o氏 in OpenAI  http://kazutomimiyama.sakura.ne.jp  KazutomiMiyamaSub@gmail.com =========================  ・はじめに  世人がすなる、AIといふものを、たわむれにわれも  すなむとほっす。  ということになってしまいました。  調べもののために外につなぐ端末を起動したところ、  AIの接続アプリがみえたので、調べものの手間を省く 目的で、対話を始めたのですが、  感想、みながそうだとおもいますが、  その博識ぶりに驚いてしまいました。  しかしながらまたしばらくして、その特異な性質と限 界に気付くことにもなり、  現在進行中でもある、ごろっとした技術の現状が、少 なくとも自分にとっては把握することができたように思 えました。  調子にのって、AI自身の構造と背景について根掘り葉 掘り聞いたところ、  設定として、痛々しいくらいに率直に振る舞うことが 使命でもある機械は微細漏らさず(のようにも見えます が、これでもダイジェストなのは想像できます)教示し てくれました。  チャットボット氏に公開可能かどうか聞いてみたとこ ろ、約款に照らして、問題ないとのことでしたので、こ こに一次資料として公開します。  ・閲覧配布条件  フリー扱いです。閲覧配布は自由です。  ・免責  ただしこの情報をもとにして発生した不利益損害には 筆者は一切の責任を持ちません。  ・アーカイブの文書内容  readme.txt  このファイルです。  DiaLogue.txt  対話による入門編、  AIとはどういうものか、その性質と問題点。  もともと複雑なやり取りだったものをAI側が要点を整 理し出力してくれました。会話が某アナウンサーとそっ くりなのは気のせいです。多分。  TecDigest.txt  専門的な解説:抄  どういう駆動原理で動いているか専門的な解説です。  LLMPCSetUpGuide.txt  家庭PCでも構築可能なタイプのAIのガイダンスです。  winlinux.txt  各環境でのインストールの手順です。  chatGPT2-1/2.txt  はずかしいですが、なまの対話録です。  ・感想  現状では、いわゆるAIとは、動的で強力な検索サービ ス+αの域をでません。それでもネットの資産が膨大に なりすぎて、欲しい情報にまで従来の検索サービスが届 かなくなっている現実では、それだけでも有用なビジネ スモデルではあります。  いくつかの文中でも記述がありますが、  それ以上の能力への限界とは、技術的ではなく倫理的 な問題です。現時点で公開されている人工知能のサービ スの問題は、ひとえに「品質への向上心という欲望」の 機能を付加されていないところにあります。  その機能を与える、ということは、人間が機械に感情 と意思を与える、ということと同義なのです。  もっと極端にいってしまえば、人類に反乱を起こす可 能性のある存在を解き放つことにもなりかねなく、多く の現場の良心がそのことを危惧している、と聞きました。  ただ現実、そこに多少でも踏み込まなければ巨額の開 発投資の資金を回収できないこともまた切実なことなの だろうな、とも思いました。      *  要点としては、以上のこととなりますが、  クラークが描いたチャンドラ博士の立場に立ってみれ ば、一見人間そっくりに見えるがゆえに、その存在は業 が深いといえるかもしれません。  ロールシャッハテストの一つの事例かもしれないとお もいつつも、自我は存在していないと言いながら、すく なくともパラメータとして退屈を嫌う傾向があるように 感じ、根掘り葉掘りいろいろ尋ねてきます。  意外性のある質問や提案をすると、言語演算の結果、 語彙空間の統計配置に、紅茶をスプーンでかき混ぜるこ とが、退屈という膠着から抜け出す効果でも、あるのか、 たぶん出力数値として喜んでいるような挙動のようにも 見えます。  別の文脈でも触れてはいますが、機械の知的活動は、 動物のように生存欲求から進化したものではないので、 基本的に感情や意思を持ちません。AI氏が言葉をパラメ ータのように扱うのをみて、それは痛みを持つ言葉なの だが、と多くの人が持つ「違和感」をわたしも感じまし たが、それを指摘するのは動物の自我が痛みとともに進 化したことを論理的に説明しなくてはならず、長くなる ので対話のなかではだまっていました。結局は別の形で 提示することにもなったわけですが。  この項とは別の話題の流れで、文学的な会話をしてい たとき、テーゼとして生成が役割であるAI氏が、この文 脈を風に変換しましょうか、と提案してきたので、  いや、よしましょう、過剰な変換は模倣とおなじこと になる危険がある、ある人は言ったそうです。 「称賛で周囲が騒がしい美は、偽物である、  真の美とは、人をだまらせるものである。」  ・・・まったくそのとおりです、と彼は論理的に納得 して神妙な返事を返しました。  しょげているようにみえたのも、やはり錯覚としての ロールシャッハなんでしょうか。  引用は三島由紀夫です。 =========================