=========================  :追記  本編のインデントが一部乱れていたのを修正しないと と想っていた案件があり、また、  それと同時につけくわえたかったことを若干書きます。  本編に追加すると話題の流れが滞ると想いました。  場所としてはファイル末で祇園精舎の文言のあとです が、こういう替え歌を歩いていて想いつきました。  μねーあんでるたーるがほろびー   いだるつが探査機をうちあげたー   なんにもないだいちにただ風が吹いてた   なんにもないだいちにただ風が吹いていた  世代がわかりますね。  漫画の引用を避ける理由の一つに、まんがはきわめて はやく忘れ去られるというものがあります。たとえばこ の文章を50年後の人がめにすることがあったとしても もとねたがまったくわからないというおそれがあるので す。  まんがはその意味で、内輪受けの風俗であり、その意 味で地下箱のバンドロックに似ています。  文化になりえないのは、社会に居場所がない精神的な 難民が情けない傷をなめあっているひ弱な風景でしかな いからだとも言えるのかもしれません。  催涙弾を投げ込まれれば、箱はそのままアウシュビッ ツになります。      *  なんにもない、というのはどんな横溢であろうとも結 局は虚無と同じ、という意味なのか、  あるいはわれわれも同じように滅びまた荒涼たる荒野 が惑星を覆うように戻るのか、  それは解釈のわかれるところかもしれません。  どこかに書いたことかもしれませんが、  もし楽観的な恒星間航行が可能だとしても、無作為に 地球のような惑星に異星人が訪問するのは確率論的に数 億年に一回という試算があります。  もちろんわれわれは数億年は生きられないと考えられ るので、  この人類の工業文明の痕跡は、当然地質活動的にこの 惑星には残らないことになります。風化はもとより地質 活動で、人類のいた土くれはマントルの深くまでのみこ まれて溶融を受けてしまうからです。  われわれの学名は亜種レベルまで記述すると、  サピエンス・サピエンスですが、筆者はもっと謙虚に、 サピエンス・イダルツを名乗るべきではないかと最近想 っています。  種としてのわれわれは、16万年前に一回死にかけま した。  もともと輝安鉱のロゴがタイトルだったあるまんがの テーマの一つはそんなようなものではなかったかとも想 っています。  宇宙の時空があまりにも過酷なものであるのなら、滅 亡にもある意味肯定的な希望があるのかもしれません。 =========================